シリウスと木星、どちらが輝いていますか?
夜空を見上げたとき、特に明るく見える2つの星――シリウスと木星。どちらがより輝いているのか、気になるところですね。
実は今、木星はおとめ座のあたりに位置しており、その明るさはなんとマイナス2.5等星。一方、夜空で一番明るい恒星とされるシリウスの明るさは、マイナス1.5等星です。見かけ上の明るさに1等の差があるということ。
ここで覚えておきたいのは、等級(マグニチュード)の数字が小さければ小さいほど、星が明るく見えるということ。さらに、1等違うと、明るさは約2.5倍の差になるのです。
つまり、今の木星はシリウスよりも約2.5倍も明るく見えるということ。実際、西の空に輝く木星は、夕方でもはっきりとその光を放ち、一瞬「明るすぎる星は人工物?」と疑ってしまうほど。
シリウスは確かに冬の夜空の主役で、青白い輝きが美しい南天の恒星。しかし、今の時期はその輝きを木星に譲っていると言えるでしょう。惑星と恒星、性質は違えど、夜空の美しさを楽しむにはうってつけの組み合わせです。
ぜひあるいて、このふたつの輝きを比べてみてください。一見同じように見える光にも、宇宙のドラマが隠れています。
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