出木杉くんの名前が「太郎」から「英才」に変わったわけ
『ドラえもん』に登場する成績優秀な出木杉くん。彼の本名が、なぜか途中から変わったことをご存知でしょうか?
実は、出木杉くんが最初に登場したのは『のび太の結婚前夜』とされることが多く、その中で「出木杉」という苗字が使われていました。しかし、下の名前については、作品によって揺れがありました。最初に名前が付けられたのは『税金鳥』というエピソードで、「太郎」と紹介されたのです。
しかしその後、『透視シールで大ピンチ』という話では、彼宛てのはがきに「英才」という名前が書かれています。ルビは振られていませんでしたが、作者・藤子・F・不二雄先生の意図として「えいさい」と読むのが正解とされています。
この変更に気づいた読者の間で話題になり、後に『税金鳥』の改版で、当初の「太郎」が「英才」に書き換えられたのです。つまり、作者が最終的に「出木杉英才」と名づけたことで、過去の表記が統一されたというわけですね。
ファンの間では、「太郎」も一時的な仮名だったのか、それとも編集過程での誤りだったのか、今も議論の余地があります。しかし現在、公式に認められているのは「出木杉英才(でぎすぎ えいさい)」です。
こうした細かな変更も、『ドラえもん』の世界が長年にわたり丁寧に作られ続けてきた証。ちょっとした名前の変化にも、作者のこだわりが感じられます。
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