薬膳で注目されるジャスミン茶の効能
日本の夏に似合う、さわやかな香りのジャスミン茶。実はこのお茶、中国の伝統的な薬膳の世界でも古くから重視されてきました。ジャスミン(茉莉花)の花には、体の中を滞っている「気」の流れをととのえる働きがあるとされ、特に「疏肝理気(そかんりき)」という、心身の不調を和らげる作用が期待されています。
現代の生活では、忙しさやストレスから「気の巡り」が悪くなることが多く、イライラや胸のつかえ、疲れやすさを感じる人も多いもの。そんなとき、ジャスミン茶の甘くやさしい香りは、心を静め、自然と深く息を吸うようなリラックスをもたらします。これは単に香りの癒しではなく、薬膳的にも「気滞証」——つまり気の流れが滞った状態——に働きかけると考えられています。
暑い日が続く季節には、冷やして飲むジャスミン茶がRefreshing。ただし、香りが強すぎるものは逆に気を乱すこともあるため、ほどよい風味のものを選びたいですね。ティーバッグでもかまいませんが、本格的なものは緑茶にジャスミンの花を何日も重ねて香りづけするため、香りに深みがあります。
日々の暮らしに取り入れやすいジャスミン茶。心のバランスを整えたいとき、ゆっくりと香りを楽しみながら一息ついてみてはいかがでしょうか。
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