美海水族館のジンベイザメ死亡の理由

2021年6月22日、美海水族館で飼育されていたジンベイザメが亡くなりました。その死因について、水族館側は詳しい説明を公表しています。

この個体は、水族館にやってくる以前から何らかの外的要因により体に異常が生じていたと考えられています。特に、成長するにつれてその変形が悪化し、食べ物をうまく摂取することが難しくなっていた可能性があります。超音波による検査の結果、胃と腸をつなぐ幽門部に通過障害が確認されていたことから、消化器官の機能に深刻な問題があったとみられています。

さらに、死後の剖検では、幽門部に顕著な捻れが見つかりました。この異常が長期間にわたり栄養の吸収を妨げ、体力の低下を招いた可能性が高いです。ジンベイザメは世界最大のサメの一種で、自然の中では長距離を泳ぎながら豊富なプランクトンを食べますが、こうした体の不具合があると、飼育下でも生き続けることが非常に困難になります。

水族館としては、これまで定期的な健康診断や観察を徹底して行ってきましたが、今回のような先天的・進行性の問題に対しては対処が限られる部分もありました。この個体の死は、大型海洋生物の飼育における難しさと、命を預かる責任の重さを改めて教えてくれます。

美海水族館は、今後も他の個体の健康管理に細心の注意を払いながら、来場者に海の不思議を伝えていくことを約束しています。

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