弾性ストッキングの正しい使い方
手術後や長期臥床中の患者さんが着用する弾性ストッキングは、足のむくみや、命にかかわる「静脈血栓塞栓症(DVT)」の予防に重要な役割を果たします。では、いったいいつまで着けるべきなのでしょうか?
基本的には、入院中でリスクが続く限り、終日着用することが推奨されています。特に、歩けるようになるまでは、血流が滞りやすいため注意が必要です。弾性ストッキングは、脚の筋肉のポンプ作用を補助し、血液のうっ滞を防ぐ働きをします。
安静にしていると、ウィルヒョウの三徴——血流のうっ滞、血管の損傷、血液の凝固しやすさ——が重なり、血栓ができやすくなります。このリスクが続く限り、予防策は必要です。だからこそ、退院の時期や回復の進み具合によって、着用期間は異なります。
目安となる日数は決まっておらず、一概に「○日でOK」とは言えません。医師の判断に従い、自力で十分に歩行できるようになり、血栓のリスクが低下してから少しずつ外していくのが一般的です。無理に早くやめず、体の回復状態に合わせて対応することが大切です。
病院でのケアから日常生活に戻るまで、弾性ストッキングは強い味方です。正しい使い方で、安心した回復をサポートしましょう。
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