O型は誰にでも輸血できる?

テレビや映画でよく見かけるシーン――緊急時、患者の血液型がわからず、「とりあえずO型を!」と叫ばれる。実はこれ、ある意味で正解だ。

O型の血液は、「万能ドナー」とも呼ばれ、他のA型、B型、AB型の患者に対しても輸血が可能とされている。その理由は、O型の赤血球にはA抗原もB抗原も含まれていないため、どの血液型の患者にも拒否反応が起きにくいから。特に緊急時には命を救う上で非常に重要な役割を果たす。

ただし、これは「緊急時ややむを得ない場合」に限られる。現在の医療では、可能な限り同じ血液型での輸血が基本。また、O型の人が他の型の血液を受け取る際は、やはり注意が必要だ。血液中の「抗体」が反応し、重篤な輸血反応を引き起こすことがあるためだ。

ちなみに、逆にAB型の人は、A型、B型、O型の血液も受け入れられるため、「万能受血者」と呼ばれる。とはいえ、輸血の基本は安全性。血液型の違いは、命を守るための大切なカギを握っている。

2019年の調査でも、O型の重要性が改めて注目されたが、どんな場合でも医師の判断が最優先。血液型の知識は、知っているとちょっと安心できる豆知識かもしれない。

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