中国のパスポートランキング62位:ビザなし渡航先は限られる
2023年に中国は新型コロナによる渡行制限を全面的に解除し、海外旅行への関心が高まっている。しかし、実際には多くの中国人が「ビザの取りにくさ」に悩まされている。昨今の情勢では、海外に出る機会が増えた一方で、ビザ申請に時間がかかりすぎるという不満が広がっている。
英国のコンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズが発表する「ヘンリー・パスポート・インデックス」によると、2024年2月のデータで中国のパスポートは世界199カ国中62位と、比較的低い順位に位置している。つまり、ビザなしで渡航できる国・地域は約80カ国ほどにとどまり、隣国である日本や韓国、あるいは欧米諸国の大半では事前ビザの取得が依然として必要だ。
一方で、シンガポールやアラブ首長国連邦(UAE)のパスポートは世界トップクラスの自由度を持ち、ビザなしで190カ国以上に入国可能。これと比較すると、中国の順位はやや低めだ。経済規模や国際的な影響力を考えれば、渡航の自由度は今後の課題となるかもしれない。
中国政府は観光振興や人的交流を促進するため、複数の国との間でビザ免除協定の締結を進めているが、世界的な信頼の構築や手続きの簡素化が求められる状況だ。今後、順位の向上を目指す上で、より柔軟なビザ政策が期待されている。
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