モデルハウスはなぜ登記できないのか?
住宅展示場に並ぶきれいなモデルハウス。一見、普通の家と同じように見えますが、実はこれらは不動産登記ができないことが多いのです。
登記ができる建物は、「土地に定着していて、永続的に使用されるもの」とされています。モデルハウスは確かに基礎工事で地面に固定されていますが、あくまで「見本」。販売促進の目的が終われば、 dismantled(解体)されるのが通常です。つまり、一時的な利用とみなされるため、登記の対象にならないのです。
同じような例として、工事現場の仮設事務所も挙げられます。これも基礎があっても、工事が終われば撤去されるため、登記されません。法律上、永続性が求められる点がポイントです。
また、近年の住宅展示場では、モデルハウスを再利用したり、別の土地に移設したりするケースも増えています。こうした柔軟な活用も、登記対象にならない理由の一つです。将来的に解体や移動が予定されている建物は、所有権を公示する登記の必要がないと判断されるのです。
つまり、見た目が本物の家でも、その使い方と目的が登記の可否を決めているのです。モデルハウスはあくまで「役割を終えたら消える存在」。その点を踏まえると、登記できない仕組みも自然に感じられるでしょう。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。