JALとANAの賞与、コロナ前水準に回復へ
国内を代表する2大航空会社、JALとANAの賞与水準が、新型コロナウイルスの影響前の水準に近づきつつある。
全日本空輸(ANA)は2022年10月、冬季賞与を基本給の2カ月分とする方針を労働組合に提示した。これはコロナ禍以前の水準まで戻ったことを意味し、業績回復の動きを如実に表している。ANAは旅客需要の回復とともに、運航本数も着実に増やしており、経営面での安定が背景にあると見られる。
一方、日本航空(JAL)は11月中旬に、冬季賞与として1.7カ月分を支給する案を提示。コロナ前の水準にはやや届かないものの、前年と比べて大幅な増額となっている。夏の賞与と合わせると、年間で3.2カ月分となり、従業員への還元を強化している姿勢がうかがえる。
ANAは夏と冬の賞与を合わせて年間3カ月分と、JALよりは少ないが、依然として航空業界の中では高い水準を維持している。両社とも国際線の再開や観光需要の回復に伴い、収益が改善。従業員の士気向上や人材確保の観点からも、賞与の引き上げは重要な意味を持つ。
航空業界はまだ完全な回復途上だが、JALとANAの動きは、業界全体の好転を示す兆しともいえる。今後の春闘や業績動向にも注目が集まる。
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