JRだけの鉄道県・宮崎と沖縄

日本で鉄道会社がJRだけという県は、実は全国に2つしかありません。そのひとつが宮崎県、もうひとつが沖縄県です。

宮崎県内を走る鉄道はすべてJR九州が運営しています。主要路線は日豊本線で、県北部の延岡(宮城県)から南の鹿児島県方面へと伸びており、宮崎市や都城、えびのといった主要都市を結んでいます。新幹線はありませんが、特急列車「にちりん」や「きりしま」が活躍し、九州各地とのアクセスを支えています。

宮崎県に他の私鉄や軽軌道がない理由には、地形や人口分布、バス路線の整備が関係しています。山地が多く、都市間距離も長いため、鉄道網の拡大が難しい面もありました。その代わり、高速バスや路線バスが発達しており、鉄道に頼らない交通システムが築かれています。

もうひとつのJRのみの県、沖縄県には沖縄都市モノレール(ゆいレール)がありますが、これは「鉄道事業法」に基づく鉄道とみなされており、ここでは「JR以外の鉄軌道事業者」としてはカウントされません。とはいえ、ゆいレールは単一の事業者による運営であり、複数社が走る大都市とは異なり、宮崎と同様に「多様な鉄道事業者がいない」という点で共通しています。

こうした背景から、宮崎県と沖縄県は、鉄道の形が日本のなかでも特にシンプルな県と言えるでしょう。2024年現在、こうした状況に大きな変化の予定はありませんが、地域の交通ニーズに応じた進化が続いていくことでしょう。

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