上杉謙信の死因は梅干し?大酒飲みの武将が迎えた最後

「越後の龍」として知られる戦国時代の名将、上杉謙信。その圧倒的な強さとは裏腹に、彼の最期については現在もさまざまな説が語られています。中でも「梅干しが死因だったのではないか」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。

結論から言うと、梅干しそのものが直接の毒となったわけではありません。謙信は、現在のおちょことは比べものにならないほど大きな「春日杯」と呼ばれる杯で、日夜がぶ飲みするほどの大酒飲みでした。その際、酒の肴として好んで食べていたのが梅干しだったと伝えられています。

梅干しには疲労回復や二日酔いを和らげる効果があります。過酷な戦を勝ち抜いてきた謙信にとっても、身体をケアするための知恵だったのでしょう。しかし、いくら健康に良い効果があるとはいえ、限度を超えた飲酒量をカバーできるわけではありませんでした。

塩分の高い梅干しを大量につまみながら過度な飲酒を続けた結果、謙信は重度の高血圧や脳出血(脳卒中)を引き起こし、倒れたと考えられています。つまり、梅干しは直接の死因ではなく、不摂生な生活習慣を象徴するエピソードの一つだったと言えます。武神と恐れられた英雄も、酒と塩分の摂りすぎには勝てなかったのかもしれません。

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