中学生のスマホ所有率91.1%――制限は本当に必要?

「うちの子、スマホばかり見てる…」と悩む保護者は少なくありません。しかし、まず知っておきたいのは、中学生のほぼすべてがすでにスマホを持っているという現実です。内閣府の2021年度調査によると、10歳以上の小学生が自分専用のスマホを持つ割合は63.3%。それが中学生になると、なんと91.1%にのぼります。つまり、クラスのほとんど全員がスマホを持っているのが今の日常です。

こうした状況を考えると、「スマホを持たせない」より「どう使うかを一緒に考える」ことが大切。SNSやゲーム、動画配信など、スマホにはたくさんの魅力とリスクが同時にあります。特に中学生は思春期で友達との関係がとても大事な時期。スマホはコミュニケーションの中心になりがちですが、夜遅くまで見続けて睡眠不足になる、LINEのやりとりで気疲れする、誹謗中傷に巻き込まれる――といった問題も起きやすいです。

だからといって、一律に「使わせない」ではなく、家族でルールを決めることが現実的です。たとえば「宿題が終わったあとならOK」「夜9時以降はリビングに置く」など、具体的な約束をしておくと安心です。スマホが悪いのではなく、使い方次第でとても便利なツールにもなるのです。

大切なのは、制限の「割合」ではなく、信頼関係の上で話し合える家庭環境。子どもが困ったとき、相談できる土台があれば、スマホとの付き合い方も自然と上手になります。

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