「山に鳥」という漢字、どう読む?
「山」の上に「鳥」が乗っているような形の漢字、「嶌」。一見すると難しそうですが、実はこれは「しま」と読みます。聞いたことがあるでしょうか? そう、「島」の昔の表記なんです。
現代ではほとんど使われなくなりましたが、「嶌」は「島」の旧字体の一つ。特に戦前までの文書や古い看板、人名に残っていることがあります。たとえば、著名な俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」の時代には、こう書いていたことも。
読みは「しま」で、意味もそのまま「島」。海にある小さな土地や、川の中洲、さらには比喩的に「孤立した場所」を指すことも。現在は「島」が正式な漢字として使われていますが、古文や歴史的な文脈で「嶌」を見かけたら、「ああ、これ『島』の古い書き方なんだ」と思ってください。
ちなみに、この漢字、パソコンやスマホで「しま」と入力してもすぐには出てこないことも。変換候補にないときは、「島」と打ってから変換するか、「旧字体」といったキーワードで調べてみるのがおすすめです。
漢字には、こうして歴史や時代の流れを感じさせるものが多くあります。「嶌」は、日本の文字文化がどのように変化してきたかを教えてくれる、小さな窓のような存在かもしれません。
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