生活保護を受給中に遺産相続を放棄するとバレる?

「生活保護を受けているけれど、遺産相続を放棄したら福祉事務所にバレてしまうのだろうか」と不安に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、隠して相続放棄をしても、福祉事務所にはほぼ確実にバレてしまいます。

なぜなら、生活保護制度には「捕捉性の原理」という基本的なルールがあるからです。これは、「利用できる資産や能力、その他のあらゆるものを生活の維持のために最大限活用しなければならない」という考え方です。相続できる財産があるにもかかわらず、自分の判断でそれを放棄することは、この原理に反するとみなされます。

さらに、福祉事務所は受給者の資産状況や金融機関の口座情報を調べる強い権限を持っています。定期的な調査や戸籍・不動産登記の確認などを通じて、遺産の存在や相続の状況は最終的に把握されてしまいます。

もし無断で相続放棄を行った場合、保護費の支給が停止されたり、最悪の場合はこれまで受け取った保護費の返還を求められたりするリスクがあります。ただし、遺産に借金などのマイナス財産が多い場合など、特別な理由があれば放棄が認められるケースもあります。

遺産相続の話が出てきたら、勝手に判断して隠そうとせず、まずは速やかに担当のケースワーカーへ相談することが一番の解決策です。

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