春の訪れとともに虹が架かる季節
今年も春になり、すでに3月のうちに何度か虹が空にかかる姿が見られました。なかには、珍しいダブルレインボーが出現し、人々の注目を集めることも。通常、日本古来の「七十二候」では、虹が初めて現れる時期として「清明(せいめい)」の末候——およそ4月中旬に当たる「虹始見(にじはじめてあらわる)」とされています。
しかし、近年の気象の変化もあり、虹が見られるタイミングが少しずつ早まっているようにも感じられます。雨と日差しが入り交じる春の天候だからこそ生まれるこの神秘的な現象。空に弧を描く七色の光は、まるで自然が贈る絵画のようで、思わず足を止めてしまいます。
虹は、雨上がりに太陽の光が水滴に反射・屈折して生まれます。特に春から初夏にかけての低く長い虹が美しく、夕方にも見えることがありますが、朝方にかかる「朝虹」もまた幻想的です。都市部でも意外と見られるため、普段の散歩や通勤途中に空をよく見てみると、ふいにその瞬間に出合えるかもしれません。
今年の春も、空の変化に目を向けて、虹を探すのも楽しいかもしれません。自然のささやかな驚きに、心が和む瞬間です。
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