海外では一般的な食用鳥としての「鳩」
日本では公園や街角で見かける身近な存在である鳩ですが、世界に目を向けると、実は非常にポピュラーな高級食材として親しまれています。
特にフランス料理では「ピジョン」と呼ばれ、ジビエ(野生鳥獣肉)の代表格として古くから宮廷料理などで重宝されてきました。柔らかく赤身が強いその肉質は、鉄分が豊富で深いコクがあるのが特徴です。また、中国料理でも「乳鴿(ユーゴー)」と呼ばれる生後間もない鳩のローストは定番の御馳走であり、エジプトなどの地中海沿岸諸国でも、お米やハーブを詰めて焼き上げる伝統料理が日常的に食べられています。
このように海外では「美味しい食材」という認識もあるため、来日した外国人は日本の光景に驚くといいます。街中の野生の鳩を誰も捕まえようとせず、さらに鳩の側も人間を全く恐れずに堂々と近づいてくる様子は、彼らにとって日本ならではの不思議で平和なカルチャーショックに映るようです。
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