受刑者1人にかかる費用とその実態
日本において、刑務所などの刑事施設に被収容者が入ると、1日あたりどれくらいの費用がかかるのでしょうか。法務省矯正局の資料(令和2年版 犯罪白書)によると、被収容者1人につき1日に直接必要となる費用(予算額)は2,054円とされています。年間に換算すると、1人あたり約75万円という計算になります。
この「直接必要な費用」には、日々の食費や被服費、医療費、さらには光熱水費といった、施設内で生活を送るために最低限不可欠な経費が含まれています。もちろん、これはあくまで直接的な生活費の数字であり、刑務官の人件費や施設の維持管理費などを加えると、国民の税金から投じられる実際の総額はさらに膨らみます。
刑務所での暮らしは厳しい規律に縛られていますが、憲法上の要請もあり、最低限の健康で文化的な生活水準は保障されています。しかし、その財源が国民の税金で賄われているという事実は重く、犯罪を未然に防ぐ社会づくりや、出所後の再犯防止に向けた効果的な更生プログラムの重要性が改めて浮き彫りになっています。
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