3歳児の言葉の発達について

3歳になると、子どもの言葉の力は大きく広がります。この時期の子どもが話せる語彙は、平均して約1700語ほど。日常会話で使う単語の多くを理解し、自分の思いを言葉で伝えることがどんどん上手になっていきます。

たとえば、「お腹すいた」「あそびたい」から「あのおおきな車、とおったね」といったように、簡単な文だけでなく、少し複雑な表現も使えるようになります。親や大人との会話も自然な流れで成立し、質問に答えたり、自分の意見を言ったりすることも可能に。

ただし、3歳児はまだ自分中心の考えが強い時期です。たとえ言葉で会話ができても、相手の気持ちや立場に合わせて適切に返すのは難しい場合があります。たとえば、自分が「電車の話」をしたいときには、相手が別の話題に関心を持っていても、それに気づかずに話し続けてしまうことも。

これはごく自然な発達のプロセス。子どもはまず自分の世界を言葉で表現することから始め、やがて周りとのやりとりの中で、相手の立場を考える力を身につけていきます。親や周囲の大人が、子どもの言葉に丁寧に耳を傾け、返すことで、コミュニケーションの「やりとり」の形が少しずつ育っていきます。

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