脈拍が50回未満の時に知っておきたい「徐脈」とは?

健康な成人の安静時脈拍数は、1分間に約60〜100回が正常値とされています。しかし、1分間の脈拍が50回未満まで減少している状態は、医学的に「徐脈(じょみゃく)」と呼ばれる不整脈の一種と診断されます。普段からスポーツをしている人は脈が遅い傾向(スポーツ心臓)もありますが、突然脈拍が低くなった場合は注意が必要です。

徐脈になると心臓が全身へ送る血液量が減少し、脳や身体の各器官に十分な酸素が行き渡りにくくなります。主な自覚症状としては、息切れ、強いだるさ(倦怠感)、立ちくらみやめまい、足のむくみなどが挙げられます。症状が進行して脳への血流が著しく低下すると、一時的に意識を失う失神を引き起こすリスクもあります。

徐脈の原因には、加齢による心臓の刺激伝達系の変化や心臓病、内服薬の影響など様々な要素が関わっています。日常的に脈拍が50を下回る場合や、めまい・息切れなどの症状を伴う場合は、無理をせず早めに循環器内科を受診し、心電図検査や適切な診断を受けることが大切です。

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