ロブスターの「味噌」、食べる前に注意が必要?

食卓で人気のロブスター。その身だけでなく、頭や体腔にある緑色の柔らかい部位を「味噌」と呼んで好む人も多いですよね。しかし、実はこの「味噌」と呼ばれる部分には、健康上の注意が必要です。

カナダ保健省は2014年、ロブスターのこの緑色の部位から自然由来の有毒物質が検出されることがあるとして、摂取には注意を呼びかけています。この部分は正式には肝膵臓(かんすいぞう)と呼ばれる器官で、ロブスターの肝臓や膵臓のような働きを担っています。そのため、体内の不要な物質を濾過・貯蔵する機能があるため、汚染物質が蓄積しやすくなります。

特に懸念されるのは、赤潮の原因となるプランクトンから生まれる「麻痺性貝毒(PSP)」です。この毒素は加熱しても分解されにくく、摂取するとしびれや嘔吐、重篤な場合は呼吸困難を引き起こすことがあります。ロブスターが汚染された海域で生息している場合、この毒素が「味噌」と呼ばれる部位に濃縮される可能性があるのです。

そのため、一部の国や自治体では、ロブスターの内臓への摂取制限や注意喚起を出しています。もちろん、すべてのロブスターに問題があるわけではありませんが、特に産地や収穫時期が不明な場合や、大量に摂取する際は注意が必要です。

美味しいロブスターを楽しむためにも、気になる部位は控えめに、身を中心に味わうのが安心かもしれません。

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