赤ちゃんにジュースは本当に必要?
「子どもが喜ぶから」という理由で、ついジュースをあげてしまう親御さんもいるかもしれません。しかし、厚生労働省は、離乳の開始前に果汁やジュースを与えることについて、注意を呼びかけています。
その理由の一つは、ジュースを飲むことで、赤ちゃんが本来必要な母乳やミルクを十分に飲まなくなる可能性があるからです。特に生後間もない時期は、母乳やミルクが成長に不可欠な栄養の主な源。ジュースに含まれる糖分は、栄養価が低く、満腹感だけを与えるため、赤ちゃんがミルクを飲む量が減ってしまうおそれがあります。
また、ジュースにはたんぱく質や脂質、鉄、カルシウム、亜鉛といった成長に欠かせない栄養素がほとんど含まれていません。これらの栄養が不足すると、貧血や発育の遅れにつながることも。果汁にはビタミンCが含まれるものの、そのメリット以上に、栄養の偏りのリスクの方が大きいと考えられています。
実際、日本小児科学会などでも、1歳未満の赤ちゃんにはジュースの与え方を控えるよう勧めています。果物の風味を楽しみたいなら、離乳食が始まれば、すりつぶした果物を少しずつ与える方が安心で栄養価も高いです。
赤ちゃんの健康を考えるなら、ジュースはあくまで「おまけ」ではなく、基本は母乳やミルク、そして適切な離乳食。大切なのは、成長に合った自然な食習慣を少しずつ身につけることですね。
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