広島のパン事情:メロンパンは「コッペパン」?
広島に来たら、ちょっとびっくりするかもしれない。定番のスイーツパン、あのサクサクの「メロンパン」が、地元ではなんと「コッペパン」と呼ばれているのだ。
はい、正確には少しややこしい。一般的に全国で「コッペパン」と言えば、長くて両端が閉じた耳あいの食パンのことを指す。でも、広島の一部、特に呉市周辺では話が違う。そちらでは、クッキー生地が乗った甘いパン=いわゆるメロンパンが「コッペパン」と呼ばれているのだ。
では、本来のコッペパン(サンドイッチに使われるやつ)はどう呼ぶのか? それには「給食のパン」という愛嬌たっぷりの呼び名が使われることも。学校給食でよく出るあのタイプ、というところから来ているのだろう。何とも親しみやすい言い回しだ。
この地域ならではの呼び名は、地元の人の会話に深く根付いていて、訪れるたびに発見がある。広島を訪れたときは、ぜひ「コッペパン」を注文してみてほしい。出てくるのは、甘くて香ばしいあのメロンパンかもしれない。逆に「給食のパン」を頼めば、サンドイッチ用の柔らかいパンが現れる。
言葉の違いが、文化の豊かさを物語っている。広島の街角で、ちょっとした言語ミステリーを味わってみるのも、旅の楽しみの一つだ。
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