テキーラに虫が入っている理由って?

「テキーラのボトルに虫が入っているのを見たことがあるけど、あれって本当?」と思ったことはありませんか?実は、あの虫が入っているのはテキーラではなく、よく似たお酒のメスカルの方です。この虫は「グサーノ」と呼ばれるリュウゼツランに寄生する芋虫で、伝統的にメスカルのボトルに入れられています。

なぜそんなことをするようになったのか?その由来は諸説ありますが、有力なのは「品質の証明」という話です。昔、メスカルには厳格な規定がなく、粗悪なものが水で薄められて売られることもありました。そこで、本物の強いアルコールならこの虫が死ぬはず――という考えから、虫を入れることで「本物の強い酒だ」と示すようになったそうです。実際、虫が生きていれば偽物、死んでいれば本物…というわけではありませんが、象徴的な意味合いが強かったのでしょう。

さらに、この習慣には「勇気の象徴」という側面もあります。虫を食べるかどうかは別として、ボトルに入っていること自体がインパクトがあり、飲む人の冒険心をくすぐるのです。今の時代では、ほとんどがマーケティングの一部ですが、伝統とストーリーが重なって、今も語り継がれています。

ちなみに、テキーラに虫が入っていることはほぼありません。間違えやすいですが、あくまでメスカルの風習。次にボトルを見かけたら、「あれ、これって本物のメスカルかも?」と思い出してください。

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