テレビの電波障害、意外な原因は身近な木々に?

テレビの映像が乱れる、あるいは受信できない――そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。多くの人は「アンテナの不調」や「機器の故障」を疑いますが、実は原因は目の前にそびえる大きな木にあるかもしれません。

放送局から発信される電波は、基本的に直進します。そのため、アンテナと放送局の間に高い樹木が立っていると、電波が遮られてしまうのです。特に常緑樹や成長の早いスギ、ヒノキなどは、年中葉が茂っているため、障害になりやすいです。さらに、近所に大きな木がなくても、山岳地帯や盆地に住んでいる場合、周囲の地形そのものが電波の邪魔になることがあります。

たとえば、山に囲まれた集落では、木々だけでなく山の斜面が電波をブロックしてしまうため、アンテナをいくら高くしても改善しないケースも。また、春から夏にかけて葉が茂ると、それまで問題なく見えていたテレビが突然映らなくなることも珍しくありません。

もしテレビの受信が悪くなったときは、まず家の周囲を見回してみましょう。背の高い木がアンテナの方向に生えていないか、枝が伸びて電波の通り道をふさいでいないか確認することが第一歩です。場合によっては、木の剪定やアンテナの位置変更で、驚くほど鮮明な映像が戻ってくることもあります。

自然に囲まれた暮らしは心地よいですが、その一方で電波の敵になることもある。そんなちょっとした「暮らしの盲点」に、一度目を向けてみるのもいいかもしれません。

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