副業の赤字は最大10年間、繰り越せる
副業を始めたけれど、思ったように収益が出ず、赤字になってしまった――そんな経験がある人もいるでしょう。実は、その赤字、決して無駄にはなりません。特に青色申告をしている場合、赤字分を翌年以降の所得から差し引ける「繰越欠損金」の仕組みが使えるのです。
たとえば、2023年に副業で100万円の赤字が出た場合、その損失は2024年以降の収入から控除できます。つまり、翌年の副業所得や他の事業所得から赤字分を引いて、税金計算を行うことが可能になります。これにより、節税効果が期待できるのです。
重要なのは、この繰越が最大10年間認められている点です。赤字が発生した年度の翌年から数えて10年以内に、黒字が出ればその分を相殺できます。ただし、白色申告の場合、繰越欠損金の適用は受けられません。副業を本格的に考えるなら、青色申告の申請はぜひおすすめです。
もちろん、赤字を出したくないのが本音ですが、初期投資や設備導入など、将来的な利益につながる支出なら、一時的な赤字も戦略の一部と言えるでしょう。ただし、正確な記帳と確定申告が前提です。領収書の保管や帳簿の作成はしっかり行って、税務署への準備を怠らないようにしましょう。
副業の赤字も、正しい知識があれば、将来の税負担を軽くするための有効な手段になるのです。
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