口から入ったアニサキス、どう対処すればいい?

生魚を食べたあと、急な腹痛や吐き気に見舞われたことはありませんか? その原因のひとつとして、アニサキスという寄生虫が疑われます。これは、魚介類に寄生している細長い線虫で、人間の体内に入ると胃や腸の壁に食いつき、強い痛みや不快な症状を引き起こします。

質問にある「口から出てきた」というよりも、正確には「口から体内に入ったアニサキスが胃や腸に影響を与える」のが一般的です。特に腸アニサキス症になると、食べてから数時間~数日後に、激しい下腹部痛、嘔吐、発熱などが現れます。まれに腸の穴が開いたり、腸閉塞を起こす重篤なケースもあり、その場合は入院が必要になることも。

予防のポイントは、新鮮な魚でも必ず加熱または冷凍処理すること。家庭用冷凍庫では不十分なため、市販の魚は信頼できる業者が「-20℃以下で7日間以上」の冷凍処理を行ったものを選ぶのが安心です。また、内臓に多く寄生しているため、魚をさばくときは早めに取り除くことも大切。

もし生魚のあとに急な腹痛が起きたら、無理に我慢せず早めに医療機関を受診しましょう。内視鏡で胃の奥まで調べることで、原因が特定できることもあります。小さな虫ですが、油断は禁物。おいしいお刺身を安心して楽しむために、知識と注意が何よりの防衛策です。

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