ダージリンとアールグレイ、どう違う?
紅茶好きの間でよく聞かれる質問——「ダージリン」と「アールグレイ」の違いは何でしょう? 結論から言うと、両者はそもそも分類の仕方が違います。
ダージリンは産地の名前。インド北東部、ヒマラヤ山麓の標高2000メートルを超える高地で作られる紅茶で、その気候と土壌から独特の香りと味わいを持つことから、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれるほど。茶葉そのものに特徴があり、季節によって香りや色も変化するのが魅力です。春摘みの「ファーストフラッシュ」や夏摘みの「セカンドフラッシュ」など、時期ごとの味わいを楽しむことができます。一方、アールグレイは風味付けされた紅茶のスタイル。ベースの茶葉は中国茶だったり、セイロン茶だったり、実は決まっていません。ポイントは、ベルガモットという柑橘類の香りを茶葉に付けていること。この香りが特徴的なため、ひとくち飲めばすぐわかるほど独特です。家庭で再現するのは難しいかもしれませんが、カフェなどで人気の定番フレーバーですね。
つまり、ダージリンは「どこで作られたか」に注目した茶葉そのもので、アールグレイは「どう味付けされたか」のスタイル。似ていてまったく違う存在なのです。どちらも一息つける瞬間によく合う、心温まる一杯。ぜひ飲み比べて、好みの味を探してみてはいかがでしょうか。
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