頭が赤い日本の美しいキツツ7i「アオゲラ」

体は鮮やかな緑色、頭だけが赤い――そんな目を引く鳥が日本の森にいるのをご存知ですか? その名はアオゲラ。キツツキの仲間で、全長は約30センチほどと、手のひらに乗るような大きさです。

アオゲラの特徴は何といってもその鮮やかな色彩。背中から体全体は深みのある緑色で、頭の上だけが赤く染まっています。まるで赤い帽子をかぶっているかのようで、木の幹にへばりつく姿はどこか愛らしささえ感じさせます。ただし、この赤い部分には性差があり、メスは後頭部だけが赤く、オスは頭全体が赤いのがポイントです。

アオゲラは日本固有の鳥で、本州から南西諸島の屋久島、種子島まで幅広く分布しています。スギやヒノキの林、里山の雑木林などに生息し、木の幹を「コンコン」とつついて木の下に住む虫を捕まえるのが得意。春になると「キェッ、キェッ」と鋭く鳴く声が林に響くこともあります。

最近では都市部での目撃も増え、公園の大きな木でも姿を見かけるように。でも、その存在に気づかず、通り過ぎてしまう人も多いかもしれません。次に森を歩くとき、あるいは庭の木々に耳を澄ませてみれば、アオゲラのリズムが聞こえてくるかもしれませんよ。

関連項目

詳細記事

関連トピック