虫歯菌が脳に? 想像以上に危険な合併症
「虫歯がひどくなっても、歯だけの問題」と思っていませんか? 実は、虫歯の原因となる細菌が体内で広がり、思わぬ重い病気を引き起こすことがあります。特に注意が必要なのが、虫歯菌が血液を通って脳に到達するケースです。
この状態で発症する可能性があるのが「脳静脈血栓症」。虫歯から侵入した細菌が血流に乗って脳の静脈まで達し、そこで炎症を起こすことで血栓(血の塊)ができてしまう病気です。頭痛、吐き気、視力の異常、意識障害などの症状が出ることもあり、放っておくと命に関わることも珍しくありません。
もちろん、虫歯があるからといって、すぐに脳に菌が届くわけではありません。しかし、慢性的な口腔内の不衛生や放置された重度の虫歯・歯周病があると、細菌が血液中に侵入しやすくなります。実際、過去の報告では、ひどい虫歯やあごの膿瘍をきっかけに脳静脈血栓症を発症した症例が確認されています。
2024年初頭にも、こうしたリスクが再確認されており、専門家は「口の中の健康は全身の健康と直結している」と強調しています。小さな痛みや違和感でも放置せず、定期的な歯科検診と毎日の丁寧なケアが、思わぬ大病を防ぐ鍵となるのです。
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