神経を抜いた歯がなぜ数年後に痛む?

歯の神経を抜いた後、数年経ってから急に激しい痛みが現れることがあります。一見、問題がないように見える歯でも、実は油断はできません。

神経を抜いた歯は、もはや内部で感覚が得られないため、小さな異変に気づきにくくなります。さらに、神経がないということは、歯自体の免疫力も失われていることを意味します。つまり、細菌が侵入しても、体がそれを感知したり、戦ったりする力が弱まっているのです。

時間とともに、歯の根の先に細菌が入り込み、炎症が起こることがあります。これが進行すると、根の周りに膿がたまり、歯を支えるあごの骨を溶かすことも。その結果、ズキズキとした痛みや、歯が浮いたような違和感、ひどい場合は腫れや発熱にまでつながります。

多くの場合、この進行はゆっくりです。数年かけてじわじわと悪化するため、気づいたときにはすでに状態が深刻になっていることも珍しくありません。そのため、神経を抜いた歯でも、定期的なメンテナンスとレントゲンによるチェックが不可欠です。

痛みがなくても、過去に根の治療を受けた歯がある場合は、年に1回の歯科検診で状態を確認するのが安心です。早期発見できれば、再治療で対応できることが多いからです。

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