クロワッサンの語源はフランス語にあった
「クロワッサン」という言葉を聞いて、朝食やカフェの時間を思い浮かべる人も多いだろう。この愛されるパンの名前は、実はフランス語が由来だ。
フランス語で「croissant(クロワッサン)」は、「三日月」や「増えつつあるもの」を意味する。その語源はラテン語の「crescere(成長する)」にまでさかのぼる。料理の名前としてのクロワッ桑は、その特徴的な形から名付けられた。ふんわりと膨らみ、カーブを描いた外見は、まるで夜空の三日月のようだ。
しかし、実はクロワッサンの起源にはオーストリアの「カイザーカーベル」(皇帝の角)というパンが関係しているという説が有力だ。17世紀、ウィーンのパン職人が、オスマン帝国の包囲戦に勝利した記念に、敵の旗に使われていた三日月のモチーフをパンにしたのが始まりとされる。そのパンがフランスに伝わり、バターをたっぷり使った独自のレシピに進化。今のクロワッサンになったのだ。
今では世界中で親しまれる朝食の定番だが、その形と名前には、歴史と文化の物語が詰まっている。次にクロワッサンを口にするとき、三日月の形に込められた物語を思い出してもいいかもしれない。
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