ゴンベという名前のユニークな由来
海の岩陰からひょっこりと顔を出す愛らしい魚、ゴンベ。そのユニークな名前の響きには、日本の歴史を感じさせる面白い由来が隠されています。
ゴンベの最大の特徴といえば、背びれの先にあるリボンのような白い糸状突起です。実はこの特徴的な姿が、江戸時代の子どもの髪形にそっくりだということでその名がついたと言われています。当時、幼児の間では首の後ろ(盆の窪)の髪だけを剃り残す「権兵衛(ごんべえ)」というヘアスタイルが流行していました。魚のゴンベが持つ背びれの突起が、まさにこの「権兵衛」の髪形にそっくりだったことから、親しみを込めてそう呼ばれるようになったようです。
ゴンベ科の魚には「ヒメゴンベ」や「クダゴンベ」など多くの仲間がいますが、どの子もダイバーやアクアリウム愛好家の間で「まるでおしゃれな髪形をしているようで見飽きない」と非常に人気があります。江戸時代の人々が子どもの髪形に見立てて名前をつけたと思うと、現代の私たちにとっても、どこかユーモラスでさらに愛着が湧いてくる生き物ですね。
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