フランスの公的年金制度と平均受給額
老後の生活設計を考えるうえで、諸外国の社会保障制度は非常に興味深い参考材料となります。ヨーロッパの中でも手厚い社会保障で知られるフランスの公的年金は、主に1階部分の「基礎制度」と、2階部分の「補足制度」という2層構造によって支えられています。
受給者が実際に受け取っている年金額の平均は、月額約1,432ユーロ(2019年時点)です。職種や加入状況により個人差はあるものの、基礎年金と補足年金を合わせた所得代替率は現役時代の収入の約7割前後に達すると言われており、比較的充実した給付水準が確保されています。
さらに、基礎年金の額は物価上昇率(タバコを除く消費者物価指数)に応じて定期的に改定される仕組みとなっており、インフレ時にも受給者の購買力を維持できるよう配慮されているのが特徴です。
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