ランドセルの起源はオランダにあった?

日本の小学生が毎日背負っているランドセル。そのかっちりとした形や丈夫さは、世界でも珍しい存在です。でも、このランドセルがどこからやってきたのか、知っていますか?

実は、そのルーツはオランダにあるとされています。江戸時代の幕末、日本は西洋の技術や制度を取り入れるようになり、軍隊にも変化が訪れました。そのとき、オランダ式の軍隊制度が参考にされ、兵士が背負うバッグも導入されました。それが「ransel(ランセル)」と呼ばれるオランダ語のバックパック。これがやがて「ランドセル」と音が変わり、日本に定着していったのです。

当初は軍用でしたが、明治時代になると、新しくできた小学校で使われるようになりました。特に1887年に、皇太子(後の昭和天皇)が小学校に入学した際、宮内庁がドイツ製の革製バッグを導入したこともあり、それが広く知られるきっかけに。それ以来、丈夫で長く使えるランドセルは、日本の子どもの象徴のような存在に。

今では、赤や紺、ピンクなどカラフルなデザインも登場し、個性を大切にする時代に対応しています。でも、その形の原点には、100年以上前のオランダの影響が確かに残っているのです。

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