ベランダの手すり高さはなぜ1.1m?建築基準法の決めごと
自宅のバルコニーやベランダの手すりの高さが気になったことはありませんか?実は、建築基準法でその高さは明確に定められています。人が転落するのを防ぐため、手すりの高さは原則1.1メートル以上でなければいけないのです。これは住宅の階数や用途に関わらず、ほぼすべての建物に適用されるルールです。
1.1mというと、大人でも手を伸ばさないと越せない高さ。子どもがいる家庭にとっては安心ですが、見た目が重たくなるという声も。実際、プライバシーを守るために手すり部分を壁のように高くしてしまうと、通風や開放感が損なわれることがあります。特に都市部の高層住宅では、隣の建物との距離が近く、圧迫感が出やすいのも事実です。
とはいえ、この規定は安全性を最優先したものです。過去の事故を教訓に設けられた基準であり、設計の工夫次第で見た目をすっきり見せたり、ガラス手すりを取り入れて開放感を保つことも可能です。最近のマンションでは、強化ガラスやスチールの細いパイプを使って、安全性とデザインの両立を目指すケースも増えています。
ベランダは屋外の“リビング”ともいえる空間。建築基準法のルールを守りながら、自分らしい使い心地を追求したいものです。法律の制約があるからこそ、良いバランスのデザインが生まれるのかもしれません。
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