有給休暇、会社は拒否できる?

「有給を取りたいと伝えたのに、会社に断られた」という経験をした人もいるかもしれません。実は、労働者が有給休暇を申請した場合、会社は原則としてそれを拒否できません。有給は法律で保障された権利であり、労働基準法第39条に基づき、決められた条件を満たせば誰でも取得できるものです。

ただし、会社が全く対応できないわけではありません。業務に著しい支障が出る場合、会社は「時季変更権」を行使して、休む日を別の日へ変更することを求めることができます。たとえば、繁忙期に全社員が有給を取ろうとした場合などは、会社側が日程の調整を提案するのは合法です。ただし、変更を主張するには、労働者に事前に理由を説明し、納得できる代替日を提示する必要があります。

2023年12月現在、厚生労働省のガイドラインでも、有給取得の妨げは「パワハラ」とみなされる可能性があると明記されています。もし上司が無理な理由で有給を拒否したり、取得をためらわせるような発言をしたりする場合は、注意が必要です。

有給はあなたの権利。会社の都合で簡単に断られるものではありません。正当な申請に対して不当な拒否があれば、労働基準監督署や社労士に相談するのも一つの方法です。

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