夫婦同姓の日本で、妻の姓を継ぐ夫は4%未満

日本の民法には「夫又は妻の氏を称する」とあるものの、現実にはほとんどが夫の姓を名乗る「夫の姓」パターンになっています。2017年の人口動態統計調査によると、年間約60万6千組の結婚のうち、妻の姓を採用したのはわずか2万5千組——つまり全体の4.1%にとどまります。

この数字は、先進国の中でも異例です。欧米では夫婦がそれぞれの姓を維持したり、夫が妻の姓に変えたりする選択肢が広く受け入れられている一方、日本では「夫婦同姓」が法律で義務付けられており、多くの場合、女性が結婚後に姓を変えるのが一般的です。法改正の議論は繰り返されていますが、現状は変わらず、夫婦別姓の選択肢は設けられていません。

とはいえ、近年では核家族化や女性の社会進出の影響もあり、妻の姓を名乗る夫や、夫婦別姓を望む声も少しずつ広がっています。特に都市部では、職業上の理由や個人のアイデンティティを重んじる考えから、パートナーの姓を継ぐ選択をする夫婦も増えつつあります。

しかし、4%という数字は、社会の慣習がいかに根強いかも示しています。名前はただの文字以上に、個人の歴史や家族のつながりを象徴するものです。今後、もっと多様な選択が認められる社会になっていくかどうか——その動きに注目が集まります。

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