肺がんの早期発見が命を守る
肺がんと診断されたら、多くの人が「死ぬ確率が高い」と不安になります。確かに、進行した状態で見つかると治療が難しい場合もあります。しかし、大切なのは発見のタイミングです。
実は、肺がんも早期に見つけて手術すれば、5年生存率は約70%にまでなります。つまり、がんがまだ小さく、周りに広がる前なら、治る見込みは十分にあるということです。特に喫煙歴がある人や50歳以上の方は、要注意です。
国が推奨する肺がん検診は「胸部X線検査」。これで異常が見つかった場合は、さらに詳しい検査を受ける必要があります。特に、タバコを長く吸ってきた人——喫煙指数(1日あたりの本数×年数)が600以上の方には、「喀痰細胞診」という痰の細胞を調べる検査を併用することが勧められています。
喫煙が肺がんの最大のリスク要因であることは、はっきりしています。しかし、最近では非喫煙者でも肺がんになるケースが増えています。そのため、少しでも咳が続いたり、息苦しさを感じたりする場合は、早めの受診が肝心です。
何より大切なのは、症状がなくても定期的な検診を受けること。がんは初期にはほとんど痛みや不快感がありません。自分は大丈夫と思わず、40歳を過ぎたら年に一度の検診を習慣にしたいものです。小さな一歩が、命を守る大きな力になります。
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