心拍数が150以上に?知っておきたい不整脈の基礎知識

日常のふとした瞬間に胸がトクトクと激しく脈打ったり、急に息苦しさを感じたりしたことはありませんか?一般的に大人の安静時の心拍数は毎分60〜100回程度とされていますが、これが毎分150回以上にまで跳ね上がる場合、心臓の脈拍リズムが乱れる「不整脈」という病気が隠れている可能性があります。

心拍数がこれほど高くなる主な原因は、心臓内で脈拍をコントロールしている電気信号の異常です。心臓の電気刺激が通常よりも過剰に速く発生してしまったり、本来とは異なる特殊な回路(抜け道)に電気が流れ続けてぐるぐると回り回ってしまうことで、心臓が異常なスピードで収縮を繰り返します。

心拍数が150を超える不整脈には、いくつかの種類が存在します。

例えば、心房と呼ばれる部屋で異常が起こる心房頻拍心房細動(粗動)、突発的に激しい動悸が起こる発作性上室性頻拍や、生まれつき心臓に余分な電気の伝導路が存在するWPW症候群などが挙げられます。また、より重篤な状態として、心臓のポンプ機能が著しく低下する心室頻拍心室細動といった命に関わる緊急性の高い疾患もあります。

激しい運動や強いストレス、カフェインの摂り過ぎなどでも心拍数は上がりますが、安静にしているにもかかわらず突然脈拍が150を超えたり、めまいや胸の痛みを伴う場合は注意が必要です。動悸が頻繁に起こる場合や体調に異変を感じた際は、自己判断せずに循環器内科などの専門医を受診し、早めに心電図検査を受けましょう。

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