65歳以降も働きながら年金を受け取るメリットと注意点

人生100年時代と呼ばれる現代、65歳を迎えた後も仕事を続けるシニア層が増えています。65歳以降も働く最大のメリットは、老後資金を安定させながら、将来受け取る年金額をさらに増やせる点にあります。厚生年金に加入して働き続けることで、加入期間が延長され、退職後や一定の年齢に達した際に「在職定時改定」や「退職改定」によって年金受給額が増額される仕組みになっているからです。

年金だけでは毎月の生活費に不安がある方や、趣味や旅行などでもう少しゆと位のある豊かな暮らしを送りたい方にとって、定年後も会社員として継続して働く選択肢は非常に大きな魅力となります。健康を維持し、社会とのつながりを持ち続けられるという精神的なメリットも見逃せません。

ただし、働きながら年金をもらう際には「在職老齢年金」の制度に注意が必要です。これは、毎月の給与(総報酬月額相当額)と年金(基本月額)の合計額が基準額を超えた場合、年金の一部または全額が支給停止になってしまう仕組みです。2026年現在、この支給停止が始まる基準額は「50万円」となっています。この基準を超えないように労働時間や給与を調整する、あるいは業務委託やパートタイムなど厚生年金の被保険者にならない働き方を選ぶことで、年金を満額受け取りながら効率よく働くことが可能になります。自身のライフプランに合わせて、賢く賢実に働き方を選択しましょう。

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