シルクロードは何本あるの?
「シルクロード」と聞くと、遠く離れた国々を結ぶ一本の道を思い浮かべがちですが、実はそうではありません。シルクロードは一本の道ではなく、いくつもの交易路が網の目のように広がったルートの総称です。
特に有名なのは、中国から中央アジアを経てヨーロッパへと至る主幹ルートですが、それ以外にも気候や地形、時代の変化に応じて複数の道が使われていました。その中で、特に重要なのが「主に1+3本のルート」とされる経路です。
まず、「1」とは、中国・西安を起点にタクラマカン砂漠の北や南を迂回する二つの道を合わせた中央アジアを通る主路のこと。ここがいわゆる「シルクロードの幹線」です。そして、「3」とは、それ以外に発展した重要な支路を指します。
一つは、北へ向かいモンゴルやシベリアへとつながる草原の道。遊牧民族の移動と密接に関わっていました。もう一つは、南へ向かいインド、ネパール、チベットを結ぶ南方の道。仏教の伝来にも大きく貢献しました。最後に、海を利用して中国南部から東南アジア、インド、アラビアへと広がった海のシルクロードです。
つまり、シルクロードは一本ではなく、時代や目的に応じて使い分けられた複数の道のネットワークだったのです。交易だけではなく、文化や技術、宗教の交差点としても大きな意味を持ちました。
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