コウモリと人間の意外な危険な関係

一見するとかわいらしいイメージのコウモリですが、実は人間にとって思わぬ危険をはらんでいます。特に注意したいのは、コウモリの体液や排せつ物、そして咬傷です。

唾液や糞、尿に触れることがリスクになる

コウモリの唾液、糞(グアノ)、尿には細菌やウイルスが含まれることがあります。たとえば、屋根裏や洞窟などに棲むコウモリの糞は、かき集めたり掃除をしたりする際に空中に舞い上がり、それを吸い込むことで肺に悪影響を及ぼすことがあります。また、糞に含まれるカビが原因で「ヒストプラスマ症」という感染症を引き起こすことも知られています。

咬まれる・引っかかれるのも要注意

コウモリに近づいて無理に追い払おうとすると、反撃されて咬まれたり引っかかれたりする可能性があります。これは特に夜間に屋内に迷い込んだ個体に対して起こりやすいケースです。その傷を通じて、狂犬病を含むウイルスが体内に入るリスクがあるため、絶対に素手で触らないことが重要です。

病気の媒介も大きな問題

実際、コウモリはいくつかのウイルスを保因しており、人に感染する可能性があります。近年の研究では、SARSや新型コロナウイルスの元となったウイルスも、コウモリ由来とされています。もちろん、直接感染するわけではありませんが、中間宿主を介して人間社会に広がる恐れがあるのです。

コウモリは生態系において重要な役割を果たしていますが、近づきすぎず、正しく怖がることが大切です。

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