失神の最も一般的な原因

突然意識を失う「失神」を経験したことがある人も少なくありません。その原因はさまざまですが、最も多く見られるのは血管迷走神経失神と呼ばれるタイプです。これは、体の防衛反応の一つとして起こる一時的な意識消失で、全体の約4分の1を占めるとされています。

この失神は、迷走神経という自律神経の過剰な働きによって引き起こされます。例えば、長時間立ち続けたとき、強い痛みや恐怖、ストレスを感じたときに、迷走神経が刺激され、心拍数が急に低下し、血圧が下がります。その結果、脳に十分な血液が届かなくなり、意識を失ってしまうのです。

このような状態は、医学的には神経調節性失神とも呼ばれます。多くの場合、数秒から数分で自然に回復し、命にかかわることはありません。しかし、失神の原因は心臓の問題や脳の異常など、ほかの重い病気が隠れている場合もあるため、繰り返す場合は必ず病院での診察を受けることが大切です。

特に若者や子どもに多く見られ、気温の高い場所や混雑した場所での立ち時間が長いと発生しやすくなります。予兆として、めまい、冷や汗、吐き気を感じることがあるので、その時点で座る、横になるなどの対処で防げる場合もあります。

関連項目

詳細記事

関連トピック