徐脈の治療について知っておきたいこと

徐脈とは、心臓の鼓動が異常に遅くなる状態です。特に高齢者に多く見られ、めまい、疲れやすさ、息切れ、ひどい場合は失神を引き起こすこともあります。治療の基本方針として、まずは原因となる病気がないかを調べます。甲状腺の機能低下や薬の副作用などが原因の場合、それに対処することで改善することもあります。

薬での治療は限られている

基本的に、徐脈に対して効果的な内服薬は多くありません。不整脈を速くする薬はいくつかありますが、徐脈に対してはその効果が限定的です。そのため、症状が強く、生活に支障が出る場合、最も確実な治療法とされているのがペースメーカーの植え込みです。ペースメーカーを使えば、心臓の動きを安定させることができ、多くの場合で症状が大幅に改善します。

ただ、すべての人がすぐにペースメーカーを希望するわけではありません。また、治療を急ぐ必要がない軽度のケースでは、経過観察が選ばれることも珍しくありません。そのような場合、一時的に抗不整脈薬や抗凝固薬が使われることもあります。特に心房細動を合併している人は、脳梗塞のリスクが高くなるため、血液をサラサラにする薬が重要になることがあります。

徐脈だからといって必ずしも治療が必要とは限りませんが、症状があるなら早めに受診することが大切です。放置すると重篤な合併症につながることもあるため、専門医と相談しながら、自分に合った対応を決めましょう。

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