教員の年金はいくらもらえる?知っておきたい将来の備え
学校の先生として日々子供たちと向き合う教員の皆さんにとって、将来もらえる年金の額は気になる重要なポイントです。教員が受け取る公的年金は、主に「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2つの階層から構成されています。
まず、すべての国民に共通する土台となるのが老齢基礎年金です。こちらは満額支給の場合、年間で約78万円から80万円前後(年度の改定により変動あり)となります。ただし、学生時代や転職期などに未納期間がある場合は、実際の加入月数に応じて年金額が減額計算されるため注意が必要です。
そして、教員ならではの特徴が出るのが2階部分にあたる老齢厚生年金です。かつて公立学校の教職員は「共済年金」に加入していましたが、制度の一元化により現在は厚生年金に統合されています。この厚生年金の支給額は「報酬比例部分」と呼ばれ、現役時代に受け取っていた平均標準報酬月額(給与やボーナス)と、教員として勤務した加入期間に基づいて算出されます。つまり、長く勤めたり、キャリアを重ねて基本給が上がったりするほど、将来受け取れる年金額は多くなる仕組みです。
さらに、以前の共済年金にあった「職域加算」に代わり、現在は「年金払い退職給付」という公立学校共済組合などの独自の積立制度も上乗せされます。まずは自身の加入期間と平均給与の目安を把握し、公立学校共済組合の通知やねんきん定期便で定期的に将来の見込み額を確認しておくことが、ゆとりある退職後の生活設計への第一歩となります。
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