犬が体をバタバタさせる理由「引っかき反射」とは?
愛犬のお腹や脇の下を優しく撫でているとき、後ろ足を気持ちよさそうにバタバタと動かす仕草を見たことはありませんか?まるで自転車をこいでいるようなこの可愛い動きは、実は犬の体に備わっている「引っかき反射(スクラッチ反射)」という自然な反応です。
引っかき反射は、専門的には「防御反射」の一種に分類されます。防御反射とは、動物が痛みやかゆみ、違和感などの刺激を皮膚に受けた際、その原因を体から追い払おうとして無意識に体が動いてしまう仕組みのことです。つまり、人間が背中がかゆいときに思わず手でポリポリと掻いてしまうのと同じように、ワンちゃんも特定の場所を触られた刺激を「かゆみ」と似た感覚として捉え、足を動かして掻こうとしている状態だと言えます。
特に皮膚の薄いお腹や胸のまわり、耳の後ろなどは神経が敏感なため、この反射が出やすいポイントです。愛犬が足をバタバタさせていると「喜んでいるのかな?」と思いがちですが、実は本人の意思とは関係なく勝手に動いてしまっているのが面白いところです。
ただし、撫でていないときでも常に体を激しくバタバタさせていたり、特定の部分を過剰に痒がったりしている場合は、皮膚炎やノミ・ダニなどのトラブルが隠れている可能性もあります。日頃から愛犬の様子をよく観察し、単なる自然な反射なのか、それとも本当にかゆがっているサインなのかを見極めてあげることが大切です。
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