「みかんは何県?」の答えは一つじゃない?日本を代表する一大産地たちの秘密
日本の冬の風物詩といえば、こたつに入って食べる甘酸っぱい「みかん」ですよね。ふと、「日本で一番みかんが採れるのは何県なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?「みかんの県といえば愛媛!」とイメージする人が多いかもしれませんが、実は統計データを見ると、答えは単純に一県だけとは言い切れない奥深さがあります。
今回は、日本全国のみかん事情にスポットを当て、生産量の日本一を誇る都道府県や、それぞれの産地が持つ魅力について詳しく解説していきます。
1. 圧倒的な強さを誇る「日本一の県」はどこ?
私たちが普段口にする「温州(うんしゅう)みかん」の収穫量を農林水産省のデータに基づいて見ていくと、栄えある日本一の生産量を誇る都道府県は「和歌山県」です。
和歌山県は、長年にわたりみかんの生産量全国第1位を死守しており、国内全体の約2割から2割強のシェアを誇っています。日本で流通しているみかんのおよそ5個に1個以上は、和歌山県で育ったものということになります。
中でも「有田(ありだ)みかん」は全国的なブランドとして非常に有名で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。和歌山県がこれほどみかん栽培に適している理由は、主に以下の3つの自然条件が揃っているからです。
年間を通じて雨が少なく温暖な気候
太陽の光をたっぷり浴びられる長い日照時間
水はけが抜群によく、太陽の反射光も受けられる急な段々畑(斜面)
この恵まれた環境が、コクのある甘みと程よい酸味がギュッと詰まった美味しいみ育て上げています。
2. 「みかん王国」として知られる愛媛県の存在感
生産量の面では和歌山県がトップに君臨していますが、「みかんといえば愛媛県!」というイメージを持つ人は非常に多いはずです。実際、愛媛県も全国屈指の生産量を誇る大産地であり、和歌山県と常にトップ争いを繰り広げている強力なライバルです。
愛媛県が「柑橘王国」と呼ばれるのには理由があります。温州みかんだけでなく、伊予柑(いよかん)や紅まどんな、せとかといった「中晩柑(ちゅうばんかん)」と呼ばれる多様な種類の柑橘類が栽培されており、その品種の豊富さは日本一と言われています。
また、「愛媛のみかんは、温暖な瀬戸内海の気候と『3つの太陽』のおかげで美味しくなる」と言われています。「3つの太陽」とは、以下の3つを指した愛媛ならではのユニークな表現です。
空から降り注ぐ直接の太陽の光
穏やかな海面から反射して下から照りつける光
みかん畑を支える石垣が蓄えて温めた熱(石垣からの反射光や輻射熱)
この豊かな自然の恵みが、ジューシーで香り高い愛媛の柑橘を育んでいます。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。