アスパルテームの安全性、どれくらい気にすべき?

最近、人工甘味料の一つであるアスパルテームが「発がん性の可能性がある」として注目されています。これは世界保健機関(WHO)の関連機関である国際がん研究機関(IARC)が、アスパルテームを「グループ2B」——つまり「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」と分類したことがきっかけです。

しかし、この分類は「リスクの大きさ」ではなく、「科学的根拠の強さ」を示すものです。つまり、「はっきりとは言えないが、可能性がないとは言えない」という意味。実際、同じグループ2Bにはアロエベラ抽出物やコーヒーの熱い飲み方なども含まれており、日常生活でそれらを少し使ったからといってすぐに危険というわけではありません。

重要なのは、アスパルテームの一日許容摂取量。国際的な食品規格委員会(Codex)では、体重1キロ当たり40mgまでと定めています。例えば60キロの成人なら、1日に2,400mgまでが安全とされています。これは、市販のダイエット飲料を数本飲んでも簡単に超える量ではありません。

ただ、普段から無糖の炭酸飲料やスイーツを多く摂っている人は、知らず知らずのうちに摂取量が増えている可能性も。特に子供や摂取量の多い人は、バランスを考えながら利用するのが安心です。

結局のところ、アスパルテームを「完全に悪」とするのは早計。現時点では、普通の食生活をしていれば問題ないとされています。気になる場合は、成分表をチェックして適度な利用を心がけましょう。

関連項目

詳細記事

関連トピック