蝦夷鮑と黒鮑の違いって?
「蝦夷鮑(えぞあわび)」と「黒鮑(くろあわび)」、名前は似ているけれど、一体何が違うのでしょうか?実は、蝦夷鮑は黒鮑の北方系の亜種とされています。つまり、とても近い親戚のような存在です。
特に養殖されたものだと、見た目も形も非常に似ており、専門家でなければ見分けるのが難しいほど。もちろん、味の違いもほとんどないとされています。どちらも身がしっかりとしていて、コクのある風味が特徴です。
ただし、天然ものの場合は話が少し変わります。蝦夷鮑は北海道や東北の冷水域に生息し、低温の海でゆっくりと成長するため、黒鮑に比べて大きくならない傾向があります。その分、身はきめ細かく、濃厚な旨みが凝縮されているとも言われます。
一方、黒鮑は関東以南の比較的暖かい海域に多く、成長すると15センチを超える大物も見られます。養殖技術の発達で、今ではどちらも安定して市場に出回っていますが、旬は春から初夏で、この時期が最も脂がのっておいしいです。
結局のところ、名前や産地は違えど、その味わいは非常に近いもの。どちらを選ぶかは、好みや手に入りやすさでも変わってくるかもしれません。大切なのは、新鮮な状態でシンプルに楽しむこと。バター焼きや踊り焼きがおすすめです。
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