コンクリートが欠ける主な原因とは?

建物や道路に使われるコンクリートが、時間とともにひび割れたり、表面が欠けたりすることがあります。その原因として最も多く見られるのが乾燥収縮です。

コンクリートは、施工後に中に含まれる水分が徐々に蒸発することで固まっていきます。この過程で表面から乾いていくのですが、乾くと同時に体積が小さくなる「収縮」が起こります。この収縮にコンクリートがうまく追随できず、内部の応力に耐え切れなくなると、ひび割れが生じるのです。

特に気温が高く、風が強い時期や場所では、表面の水分が急速に失われやすいため、ひび割れのリスクが高まります。こうしたひび割れが進行すると、中の鉄筋が空気に触れ、錆びる原因にもなります。結果として、コンクリートの劣化が加速し、表面がはがれたり、欠けたりする症状につながります。

施工業者では、このような問題を防ぐため、養生シートで湿気を保ったり、適切なタイミングで切り目を入れたりする対策を取っています。また、配合設計の段階で収縮を抑える材料を混ぜることも一般的です。

「コンクリートは強いから大丈夫」と思われがちですが、実は環境の変化や施工方法に大きく影響されます。小さなひび割れでも放置せず、早めに補修することで、長持ちする構造物が実現できます。

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